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放送番組審議会

第5回 BS松竹東急放送番組審議会 議事概要

1 開催日     2024年4月16日(火) 10:30~12:20

2 開催場所    東劇ビル内会議室

3 委員の出席

委員総数  8名 
出席委員数 5名:
・大江 志伸 委員長   江戸川大学名誉教授メディア・コミュニケーション学部
              読売新聞社社友(元論説委員)
・朝原 雄三       映画監督
・奥 律哉        株式会社電通
              電通メディアイノベーションラボ統括責任者
・砂川 浩慶       立教大学 社会学部 学部長 メディア社会学科 教授
・関口 裕子       元キネマ旬報編集長、ライター

(欠席)
・三輪 記子 副委員長  弁護士
・中村 梅玉       歌舞伎俳優
・マーティ・キーナート     仙台89ers相談役、仙台大学上級顧問アドバイザー 東北大学総長顧問

 

4 放送事業者側出席者 10名:

・橋本 元  代表取締役社長
・笹島 光晴 取締役
・稲田 浩之 取締役
・伊藤 恒延 執行役員 業務企画局長
・秋山 広和 執行役員 スポーツ制作局長
・斎藤 寛之 編成制作局長
・松野 俊一 放送番組審議会事務局長/管理局次長
・湯沢 華子 放送番組審議会事務局/業務企画局業務企画部副部長
・吉岡 悠理 放送番組審議会事務局/業務企画局業務企画部
・松下 峰之 放送番組審議会事務局/業務企画局業務企画部

 

5 議事概要

(1)新委員ご挨拶及び担当変更の連絡

(2)報告事項
柏木 編成局長から以下について報告した。
 ・2023年10月~2024年3月の放送番組の種別及び種別ごとの放送時間について
 ・2024年4月クールの基本編成及び番組紹介

(3)番組審議
対象番組:「カモン!ヴェルディ!!」#1,#2(2024年2月23 日、3月1日放送分)

各委員からのコメント概要は以下のとおり。

・MC2人の組み合わせや掛け合いは良かった。また、金曜23時という時間帯も、週末にある試合前の盛り上げにもなり、他局のスポーツ編成との違いもあって良い。

・スタジオはバーチャルとリアル背景を組み合わせるということだが、奥行きを持たせており、画面が広く見えて良かった。#1ではMCの指し棒が映像と合っていないように見えたが、#2では改善されていた。また、スタジオ背景の使い方として、もっと映像を動かして見せる使い方をしてはどうか。

・初回と#2で、すでに構成の定型フォーマットができていたところが良かった。また、ゴール映像集でMC・北澤さんが短いコメントを挟んでいくのも元プレーヤーならではの視点で良かった。

・#1で女性MCの話し方、間の取り方が気になったが、#2からは改善されていた。

・女性MCのリポートは、明るくて、相手の懐に入るようなコミュニケーションで良いが、少し内輪で盛り上がっている感じもあったため、サッカーや東京ヴェルディをあまり知らない視聴者にも理解できるよう、情報を補足してもよいのではないか。

・東京ヴェルディの監督コメントを取り上げる場面で、例えば、監督の経歴等の情報やテロップを出すことで、なぜこのコメントが出たかの背景を補足しても良いと思った。

・番組の定型フォーマットは出来てきていると思う。一方で、サッカーというスポーツのイメージや、スポーツ番 3 組のフォーマットが昔(Jリーグ創成期)からほとんど変わっていないという既視感があった。もちろんこれが間違っているというわけではないが、ネット配信での番組の作りは全く別のものもあり、今後どのような方向で工夫ができるか。

・選手のみにフォーカスするだけでなく、歴史あるクラブとしてクラブの成り立ちやクラブ編成について取り上げても良いのではと思った。

・番組のターゲットを、コアな東京ヴェルディファン・サッカーファンに置くのか、サッカーをあまり見ないような新規を取り込むようにするのか、どちらにフォーカスしていくかによって、今後演出にも違いが出ると思う。

・サッカーは有料放送・有料配信のスポーツチャンネルでも見ている方は多い。それらとは違う、BS松竹東急の無料放送としての役割をどのように考えるかが課題。

・現状の番組を見ると、東京ヴェルディファン向けの内輪の盛り上がりを狙っているように見えるが、これは番組内の「笑い声」が要因の一つであるように思った。なぜそこで笑いがでるのか、という笑い所が分かっている方に向けているように見えた。これはターゲットをどうするか、というところにも関連する。

・編成の時間帯は23時編成としているが、今若者の行動は就寝が早くなっている傾向にあるため、編成時間やリピート放送の持ち方も検討の余地があると考える。

・ターゲットとなる視聴者に番組を届けるために、局内番宣だけではなく、どのように番組をPRしていくのかも考える必要がある。

・東京ヴェルディは読売ヴェルディ時代を含め、歴史あるクラブであるので、かつてJリーグを見ていたファンを取り戻すことをターゲットとしてもよいのではないか。

・東京ヴェルディの冠がありつつ、Jリーグ全体の盛り上げができていたのでは。

・社会問題でもある少子化はスポーツ業界にも余波がある。スポーツ人口が減少している昨今、この番組、そして局として、サッカー業界全体の盛り上げに貢献できるよう頑張ってもらいたい。