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海外メジャー大会が開催されるゴルフ場ってどんなコース?【男子ゴルフ編】
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男子ゴルフ海外メジャー大会の2024年開催コースとは?
2024年の男子海外メジャー大会も「マスターズ」から始まり4大会開催されます。初戦の「マスターズ」は、もちろん今年もオーガスタナショナルGCが舞台となりますが、「全米プロゴルフ選手権」と「全米オープンゴルフ」、「全英オープンゴルフ」は、名門ゴルフコースをローテーションして開催されるため、久しぶりにお目にかかる、もしくは初めて知るコースだという方もいらっしゃることでしょう。
今回は、男子海外メジャー大会が開催されるゴルフコースをご紹介していきます。
◇マスターズ:オーガスタナショナルGC
「マスターズ」がオーガスタナショナルGCで開催されるのは、2024年大会が88回目。複雑なアンジュレーションとガラスに例えられる超高速グリーン、ショットの判断やクラブ選択が難しい11番ホールから13番ホールの“アーメンコーナー”など、さまざまな要素でゴルファーを悩ますゴルフコースです。しかしながら、“ゴルフの聖地”と呼ばれるセントアンドリュースと並んで、ゴルファーなら誰でも一度はプレーしてみたいと願うコースのひとつと言えるでしょう。
そして、2021年に日本人男子初のメジャー大会チャンピオンが生まれたのが、このオーガスタナショナルGC。「マスターズ」チャンピオン松山英樹に続く、日本人選手の活躍に期待が高まります。
◇全米プロゴルフ選手権:バルハラGC
バルハラGCでの「全米プロゴルフ選手権」は、2014年以来10年ぶり。4度目の開催となります。ちなみに、2008年の欧米対抗戦「ライダーカップ」の舞台にも選ばれました。
勝負巧者やテクニックを持ったゴルファーが好成績を残せるタフなコースといわれ、当日にしっかりと実力を発揮できるかがスコアに直結してきます。
そのためなのか、日本人選手は苦戦傾向で、同コースで開催された2014年大会で、松山英樹が残した35位が日本人選手における最高位となっています。
◇全米オープンゴルフ:パインハーストリゾートCC No.2
パインハーストリゾートCC No.2は、砂の上にコースが作られたようなゴルフ場。ラフを短く刈り込み、砂地や牧草地までボールが転がり込みやすいようにデザインされ、難易度が引き上げられています。
この特徴的なゴルフコースは、2014年に史上初めて2週連続で男女の「全米オープンゴルフ」が開催されたことでも有名です。
日本人選手の最高位は2005年に今田竜二(いまだりゅうじ)が記録した15位タイ。今年こそは日本人選手の上位争いに期待したいところ。
◇全英オープンゴルフ:ロイヤルトゥルーン
今回で10度目の「全英オープンゴルフ」開催となるロイヤルトゥルーン。開催地のスコットランドらしさのあるリンクスコース(海沿いに位置し、自然の地形を利用した平たく砂地の多いゴルフ場)で、とても優れた評価をされているコースのひとつです。
名物は8番ホール。距離が短いながらグリーンの幅がとても狭く、リンクスコースならではの強い風とも闘わなければなりません。
1982年、倉本昌弘(くらもとまさひろ)が記録した4位が日本勢の「全英オープン」歴代最高位。このときのコースもロイヤルトゥルーンでした。