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練習場の経営にも携わる佐々木慶子プロ、ゴルフは「楽しむことを大切に」
■放送情報 『ゴルフW』 毎週土曜日夜8時~放送中!
BS松竹東急のゴルフ番組『ゴルフW(ダブル)』は、毎週土曜夜8時から絶賛放送中です。コースを知り尽くしたメンバーペアと女子プロペアが真剣勝負を繰り広げる同番組に、4週にわたって出演している佐々木慶子プロにインタビューしました。練習場の経営にも携わっているという佐々木プロが思うゴルフを上達するために必要なことや、自身がゴルフを始めた意外なきっかけ、そして第一線を退くタイミングについても、たっぷり語ってくれました。
1976年11月6日生まれ。神奈川県出身。
2002年のプロテストをトップで合格し、翌年にはステップアップツアー初優勝を果たした。現在はプレーヤーとして活躍する傍ら、神奈川県足柄上郡にある大型ゴルフ練習場Golf Range K2にてゼネラルマネージャーも務めている。
◆後輩たちのメンタルの強さに感心「ゴルフではすごく大事」
――西智子(にしともこ)プロとは、ほぼ初対面だったそうですね。ペアを組んでみての感想は?
佐々木:試合会場で会うことはありますが、同じ組になったことがなかったので、会話をしたことはなくて。前後(の組)になることはあって、どういうゴルフをするかは何となく知っていたのですが、思っていた印象の通りでした。最後の方は、私から彼女へのレッスンみたいな感じになっていましたね。
――後輩に向けての想いを教えてください。
佐々木:後輩たち、本当にすごいですよね。今の女子たちはメンタルも強いなと思います。昔は上下関係が厳しくて、年齢が下の子たちは遠慮しながら練習をするっていう光景があったのですが、今はいい意味でそういう遠慮が全然ありません。個人スポーツですし、そういったメンタル面もゴルフではすごく大事。もう、とにかく頑張ってほしいです。正直、日本だけでは伸びないと思うので、どんどん海外に行って活躍してほしいですね。
◆試合に出つつ経営にも携わる…「やることいっぱい」!
――佐々木プロの、最近の活動について教えてください。
佐々木:レジェンズツアー(45歳以上の女子プロゴルファーを対象にしたシニアツアー)もありますしQT(クオリファイングトーナメント。翌年度のJLPGAツアー・JLPGAステップアップツアーの出場資格を決定する)も受けるので、もちろん試合に出つつ、今は練習場の経営の方に携わってゼネラルマネージャーをやらせていただいています。やることいっぱいです(笑)。
――アマチュアゴルファーが上達するためのポイントを、あえてひとつ挙げるとしたら?
佐々木:どれだけ楽しめるかですかね。やっぱりゴルフって、上手くいかないことの方が多いと思います。私たちプロゴルファーにとってゴルフは職業なので、思う通りにいかないとイラっとしてしまうし、結果を残すための練習もしなきゃいけないのですが、せっかく何歳になってもできるスポーツなので、ずっと楽しくやってもらえるのが一番。
ゴルフをしている子どもたちも、やっぱり「楽しい」が先にきてほしいです。‟楽しいからゴルフをする“という発想になってほしくて。私は仕事としてゴルフをはじめたから、純粋に「楽しい」というのがなく、きつい時間が長かったんです。だからこそ、楽しむことを大切にしてほしいですね。
◆ゴルファーになったのは「大学受験が面倒だった」から!?
――仕事としてゴルフを選んだとのことですが、佐々木プロがゴルフを始めたきっかけを教えてください。
佐々木:高校のとき、試合に出るのに人が足りないから、試合の日だけゴルフ部として参加するという感じで、少しだけやっていたんです。それで、大学受験をするタイミングになって、なんだか受験が急に面倒くさくなってしまって。そんなときに、たまたまゴルフ場の求人票が来ていたので、そこに就職したら「研修生やりましょうか」という流れになったんです。それから自分でクラブを買って、ちゃんと始めたのが19歳の時でした。
――佐々木プロの今後の目標は?
佐々木:ちょこちょことレッスンを担当してはいるのですが、まだ自分が試合に出ている以上は、そちらに集中しています。私の武器である飛距離が落ちはじめたらやめようって、ずっと思っているのですが、なかなか落ちなくて。今のところきっかけがないんです(笑)。それか、若い子が出てきて、思いっきり抜いていってくれたらやめようって思えるんですけどね。
(BS松竹東急ゴルフ)
■放送情報
『ゴルフW』
毎週土曜日夜8時~放送中!
2023年12月30日・2024年1月6日放送
出場プロ:佐々木慶子 西智子 番組MC:高柳愛実
【BS松竹東急ゴルフ X公式アカウント】 https://twitter.com/BS260_golf