■放送情報 『ゴルフW』 毎週土曜日夜8時～放送中！

ＢＳ松竹東急で毎週土曜夜8時から放送中の『ゴルフW（ダブル）』。2月3日（土）の放送には 、香妻琴乃プロが登場します。番組内では、ベテラン枠として若手の宮澤美咲（みやざわみさき）プロ、平井亜実（ひらいあみ）プロと共に対決に臨んでいます。インタビュー後編では、「めだかクラブ」への思い入れや弟である香妻陣一朗（こうづまじんいちろう）プロとの関係、2024年の目標などを伺いました。

◆横峯さくらプロを尊敬！「何歳になっても努力する姿に刺激をいただいています」

――最近の活動やツアーの調子などはいかがでしょうか？

香妻：試合に出ることをメインにしています。今シーズンは、ステップアップツアーはもちろん、レギュラーツアーでは上位に入れるように日々準備を進めていきたいなと思っています。今回のようなテレビのお仕事もいただけるようなら受けつつ、1・2月で練習を本格化して、合宿に行こうと思っています。

――横峯さくらプロの父・良郎氏主催の「めだかクラブ」での思い出など教えてください。

香妻：コーチについては、3歳の頃から私の父が務めてくれているのですが、「めだかクラブ」には中学3年まで通っていました。同じクラブにいた選手たちの成績が好調なのを見ると「私ももっと頑張らなきゃ！」という気持ちになりますし、励みにもなります。

（「めだかクラブ」の先輩でもある）横峯さくらさんを尊敬しているのですが、今も現役でツアーに出続けていて、何歳になっても努力している姿を見て刺激をいただいています。また今改めて考えても、横峯さんの20代の頃の戦績は素晴らしいですよね。努力していたところも間近で見ているので、私も見習わないと！と強く思います。

◆20代からの変化「落ち着いて、客観的に見られる部分が増えてきました」

――『ゴルフW』をご覧になったことはありましたか？

香妻：私は見たことなかったのですが、（他の女子プロから）「今度出るよ」とか「出たことあるよ」という話は聞いていました。みんな口を揃えて言うのが「先輩と回るから緊張する」ということだったのですが、今回のスケジュールを見たら「私、ベテラン側じゃん！」とびっくりしましたね。同世代の子たちは、初対面のベテランの方と組むということでドキドキしつつ楽しみにしていたようなのですが、今回は私が気を遣ってもらう側でした（笑）。頑張って引っ張っていければと思いました。

――弟・陣一朗さんもプロゴルファーですが、相談やアドバイスし合ったりするのでしょうか？

香妻：アドバイスという感じではあまりないのですが、励まし合うことはあります。弟と私はそれぞれにコーチがいて、違うスタイルで各々頑張っているのですが、「調子悪そうだな」「調子悪いな」というのが続いたら、「最近どうなの？」というような連絡が来ます。逆に好成績の時にも「ナイス！」とか送り合っていますね。

――30代になって、20代の頃とプレーや精神面で変化はありましたか？

香妻：単純に体の不具合というか、疲労感とか怪我が多くなってきました。20代前半の頃はそういうのを気にせずどんどん練習していたのですが、元々腰痛があって、体が張ってくると「そろそろ腰が痛くなりそうだな」と考えることが多くなりました。前もってケアしなきゃいけないなって。

精神的にも、昔は本当にゴルフをプレーすることにだけ向き合っている感じだったのですが、今はファンの方のことを考えられるようになりました。応援してくださっている方たちの温かさを感じられるようになったことで、ゴルフに対しても、落ち着いて客観的に見られる部分が増えてきたんじゃないかなと思います。

――2024年はどんな1年にしたいですか？

香妻：調子が良くても試合で結果が出せない…というのが続いていて、それには様々な原因があると思うので、オフシーズンの間に課題をひとつひとつクリアしていきたいです。メンタル面や技術ももちろんありますが、一番は体力。ぶれない体幹をもっと強化していきたいです。2024年は2勝目を挙げられるように頑張ります。

（ＢＳ松竹東急ゴルフ）