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海外メジャー大会が開催されるゴルフ場ってどんなコース?【女子ゴルフ編】
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女子ゴルフ海外メジャー大会の2024年開催コースとは?
2024年の女子ゴルフの海外メジャー大会も昨年と同様に5試合開催されます。メジャー初戦の「シェブロン選手権」と第4戦「アムンディ エビアン選手権」の2試合は、昨年と同じコースでの開催ですが、他の3試合は舞台を移しての開催となります。
渋野日向子(しぶのひなこ)や笹生優花(さそうゆうか)が海外メジャー大会でチャンピオンに輝くなど、近年は日本人女子選手が優勝争いに加わることが多くなっています。今回は、そんな日本人女子選手の活躍も楽しみな2024年の海外メジャー大会が開催されるゴルフコースをご紹介します。
◇シェブロン選手権:ザ・クラブ at カールトンウッズ
「シェブロン選手権」のゴルフコースは、昨年から引き続いて2度目の開催となるザ・クラブ at カールトンウッズ。「シェブロン選手権」といえば、優勝者が行う“池ダイブ”が恒例ですが、舞台が変更されてもなお、この伝統は継続されています。
ジャック・ニクラスによって設計されたコースは、池が随所で絡むこと、ゴルファーを悩ませるガードバンカー、複雑な傾斜のグリーンが特徴。2001年に開場した比較的新しいコースですが、アメリカのジュニア大会やUSGA(全米ゴルフ協会)の試合も実施されています。
昨年の「シェブロン選手権」では、渋野日向子の28位タイが日本人選手最高位でした。
◇全米女子オープンゴルフ:ランカスターCC
海外メジャー第2戦「全米女子オープンゴルフ」は、ペンシルベニア州の郊外にあるランカスターCCで行われます。ここでの開催は、2015年に初開催されて以来2回目となります。
アップダウンが特徴的なコースで、2015年大会では韓国のチョン・インジが通算8アンダーで優勝。日本人選手のベストは大山志保(おおやましほ)の5位タイでした。
ちなみに、カリフォルニア州にあるぺブルビーチGLが舞台となった昨年は、22名もの日本人選手が参戦。畑岡奈紗(はたおかなさ)が4位タイ、古江彩佳(ふるえあやか)が6位タイと活躍しました。
◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権:サハリーCC
第3戦は高さのある木々に囲まれたサハリーCCで行われる「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」。1998年の男子海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」実施に合わせて改修されたゴルフ場で、「全米女子プロゴルフ選手権」は2016年以来2回目の開催となります。
2016年大会の最終結果ではアンダーパーがわずか7人、予選カットラインが7オーバーとなるなど、その難易度の高さがうかがえます。
ニュージャージー州のバルタスロールGCで行われた昨年の大会では、笹生優花が2位、古江彩佳が8位タイと日本人選手も素晴らしい結果を残しています。
◇アムンディ エビアン選手権:エビアン・リゾートGC
アルプスの山々とレマン湖の美しい景観が魅力的なリゾート地にあるエビアン・リゾートGC。「アムンディ エビアン選手権」が5番目のメジャー大会となった2013年から11回にわたり熱戦が繰り広げられてきたこのコースは、フランスらしさのあるタフな設計となっています。
2023年大会では、畑岡奈紗と笹生優花が3位タイに食い込む大健闘でした。
◇AIG女子オープン(全英女子):セントアンドリュース オールドコース
2024年の「AIG女子オープン」は多くのプロゴルファーが憧れを抱くセントアンドリュース オールドコースが舞台。聖地とも呼べるゴルフコースで同大会が開催されるのは、今回が3度目となります。
美しいうねりのあるフェアウェイとグリーンだけでなく、セントアンドリュースといえば100以上もあるバンカー、2ホールで共有するフェアウェイとグリーンが独特なコース。
同じ舞台で開催された2013年大会では、比嘉真美子(ひがまみこ)と佐伯三貴(さいきみき)が7位タイと活躍しました。2024年大会でも、ゴルフの聖地で多くの日本人選手が素晴らしいプレーを見せてくれることを祈るばかりです。