■放送情報 『ゴルフW』 毎週土曜日夜8時～放送中！

ＢＳ松竹東急では、毎週土曜夜8時から『ゴルフW（ダブル）』を絶賛放送中です。『ゴルフW』は、女子プロペアとコースを知り尽くしたメンバーペア（アマチュアペア）が真剣勝負を繰り広げるゴルフ番組。11月18日（土）と11月25日（土）の放送には、昨年プロテストに合格したばかりの大須賀望プロが登場します。ペアを組んだ北田瑠衣（きただるい）プロとは‟宮城県“という繋がりがあるようで、大先輩とペアを組んでのプレーも「やりやすかった」と語ります。

◆もともと苦手だった雨のコースを克服

――まず、収録を終えての感想を聞かせてください。

大須賀：初めてのコースでしたし、思ったよりも雨が強くて、スタートのときから風もあって苦戦しました。最初はグリーンもあまり水は浮いていなかったですが、5ホール目くらいから水が浮きはじめると、パターの距離感が結構難しくて。距離を合わせると止まるし、ちょっと強いとそのまま抜けていってしまうので、ショートパットなどでカップにけられたりという場面もありました。ショット的には大丈夫でしたが、グリーン上は難しかったですね。

――かなりの雨でしたが、雨のコースは得意ですか？

大須賀：去年プロテストに受かったばかりなのですが、一次も二次も最終も雨が降っていたんです。他のミニツアーでも雨のことが多かったので、もともとは苦手だったのですが、去年で結構鍛えられました。なので、試合でも雨が降っているかといってそこまで焦ったりはしませんね。もちろん、雨の方がやることは多いのですが、その分、みんな‟耐えるゴルフ“になるので、自分はその方がやりやすいかなと思います。

――戦いの舞台となったベルセルバカントリークラブさくらコース（栃木県さくら市）の印象は？

大須賀：メンバーペアの方も言っていたのですが、右側がダメなホールがあって、そこのティーショットが結構狭いなというのがありました。最終ホールの池のパー5も距離的には短かったのですが、やっぱりセカンドを刻むか狙うか迷いました。最終はピンポジも難しかったし、スプーンで狙ったところがフェアウェイも狭かったので、初見では難しいなという感じのゴルフ場でした。

◆先輩の的確なアドバイスが「すごく勉強になりました」

――北田瑠衣プロの印象や、今回ペアを組んだ感想を教えてください。

大須賀：（北田瑠衣プロが）宮城県に引っ越してきて、今は地元が一緒なこともあり、私がプロテストに受かったときの署名も瑠衣さんにしてもらいました。地元宮城のラウンドを一緒にしてくれていたので、やりやすかったです。

アマチュアの方がミスショットをしてしまったときのコメントも勉強になりました。私は、人のミスを見ても「どこがダメだったんだろう？」と思ったり、人に教えたりするのが苦手なタイプなんです。だから、収録中は自分も瑠衣さんが言っていたコメントを参考にしてみたりもしましたね。（雨で濡れて）グリップが滑るから、ちょっと力んでいたんですけど、それで上半身が固くなっちゃうのがよくないという話をきいて、クラブがすっ飛んでいくのが怖いなと思いつつ、思い切って弱めてみたら、すごくいいボールがでました。自分も力んでいたんだなって。本来は自分で気づいていかなければいけないのですが、すごく勉強になりました。

――今回の対決の中で、ここはぜひ視聴者に注目してほしい！というシーンはどこですか？

大須賀：セカンドショットですかね。パターとかは結構はずしていたりもしたのですが（笑）、セカンドショットは「おお！」ってなってもらえるんじゃないかなと思います。

◆直近の目標は「まずは一勝」

――最近の大須賀さんのツアーでの調子や、今後の目標を教えてください。

大須賀：今年はステップアップツアーがメインで、その中で賞金ランキングの1位と2位が、QT（翌年度のJLPGAツアーおよびJLPGAステップアップツアーの出場資格を決定するためのトーナメント）免除で来年の前半戦に出られるので、今はその2位以内に入るのを一番の目標にしています。ただ、3～10位でもファーストQT免除となるので、それだけでもプレーヤーからしたら大きいですね。

私のステップアップツアーの最高順位がプレーオフに敗れての2位で（※取材時）、ルーキーイヤーのわりにはまあまあ上位に食い込めているのかなと思っているので、まずは1勝を目指して頑張りたいなと思います。

※本インタビュー後、国内女子下部ステップアップツアー「サロンパスレディスオープン」「静ヒルズレディース森ビルカップ」で2週連続優勝。11月4日更新の賞金ランキングで2位につけている。

（ＢＳ松竹東急ゴルフ）