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「永遠の課題はパター」と語る髙橋恵プロ、レギュラーツアー優勝を胸に誓う
■放送情報 『ゴルフW』 毎週土曜日夜8時~放送中!
ベテラン女子プロゴルファーと若手女子プロゴルファーがペアを組み、コースを知り尽くしたメンバーペアと真剣勝負を繰り広げる人気ゴルフ番組『ゴルフW(ダブル)』。毎週土曜日夜8時から、BS松竹東急にて絶賛放送中です。今回は、前編に引き続き12月9日の放送に出演する髙橋恵プロのインタビューをお届け。ここ最近の調子や課題、今後の目標のほか、さらには彼女の持ち味である飛距離を出すコツに迫りました。
1996年7月20日生まれ。神奈川県出身。
ジュニア時代は数々の大会で優勝を果たし、2016年にプロテスト合格。今年4月の「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」では5位タイにつけた。
◆永遠の課題はパター。イップス経験も「歯車が合うようになってきた」
――最近の活動内容や、今シーズンの調子を教えてください。
髙橋:ここ2年はステップアップツアーを主戦場として戦っているのですが、去年は予選落ちが続いていて、「この先どうなるんだろう?」と不安を抱えていました。今年は良くなってきて、予選は通るようになりました。ただ、なかなか上位で戦えていないので、その原因を探りながら試合を戦っている状態です。少しずつ自信も取り戻せるようになってきたので、来年はレギュラーツアーで戦えるようにQT(翌年度のJLPGAツアーおよびJLPGAステップアップツアーの出場資格を決定するためのトーナメント)に向けて準備をしているところです。
――上位で戦えない原因をご自身ではどのように分析されていますか?
髙橋:私の場合は、昔からアプローチパターが課題で、イップスっぽくなってしまった時期もありました。まだ全然治っていないのですが、3年前くらいのフォーパット、ファイブパットしていた時期からは脱出できて、少し歯車が合うようになってきました。とはいっても、パターは永遠の課題ですね。
◆ドライバーで飛距離を出すコツは…?
――髙橋プロは飛距離が持ち味ですが、ドライバーで飛距離を出すコツがあれば教えてください。
髙橋:最近の女子プロは私より飛ばす方ばかりで、今は「飛ばし屋」なんて言えなくなってきているところもあるのですが(笑)。
ジュニアの頃から飛距離は出ていた印象なので…コツはなんだろう? 小さい頃から一生懸命ドライバーを振り回していたのかな(笑)。やっぱり昔からの蓄積というか。スイングを変える必要があったりもするから、大人になってから飛ばせるようになるのって意外と難しいんですよね。小さい頃から「飛ばしたい!」と思って精一杯振ったりしていくと、自然と大きく、だんだん飛ぶようになっていくのかな。よく聞かれるのですが、説明がなかなか難しいですよね。
――では、スイングで意識していることは?
髙橋:試合が続いていくと曲げたくないと思って、フェアウェイに置こうとしてスイングが小さくなってきてしまうんですよね。なので、そういうときこそ思い切って振るのを、コースでも練習場でも意識して、飛距離が落ちていかないようにしています。
◆レギュラーツアーで優勝するまで「試合に出ないという選択肢はない」
――プレーヤーとして今後の展望があれば教えてください。
髙橋:まだまだ試合で活躍したいという気持ちは残っているので、今はレギュラーツアーで優勝するということを目標に頑張っています。それを達成するまでは、試合に出ないという選択肢はないですね。
――BS松竹東急では2023年から全米女子オープンをはじめとした海外の3大メジャー大会を放映しています。まだまだ試合で活躍したいとのことで、それらの大会に対するプレーヤーとしての思い入れを教えてください。
髙橋:全米女子オープンは毎回予選会に出ていて、全然ダメなんですけど、憧れはあるから「出たいな」と思って挑戦しています。プロになって全米女子オープンや全英女子オープンに出たいと頑張っている若い選手も多いと思いますし、私もそうでした。今の自分の実力では全然届かないので、かけ離れてしまっている感じもありますが、27歳の今でも、そこに出て活躍したいという憧れはあるので、頑張りたいと思います。
(BS松竹東急ゴルフ)
■放送情報
『ゴルフW』
毎週土曜日夜8時~放送中!
2023年12月9日放送
出場プロ:北田瑠衣 髙橋恵 番組MC:高柳愛実
【BS松竹東急ゴルフ X公式アカウント】 https://twitter.com/BS260_golf