BS松竹東急 260ch 全番組無料放送

  1. TOP
  2. 最新情報
  3. 大河で話題再沸騰中の『吉原炎上』ほか五社英雄監督作6連発!女の情念を目に焼き付けて

大河で話題再沸騰中の『吉原炎上』ほか五社英雄監督作6連発!女の情念を目に焼き付けて
 

2025年01月27日

番組情報

今週は、力強い映像美と大胆な演出で人間の本質に迫る監督・五社英雄の映画をお届け! 1月27日(月)から6日連続、原作・宮尾登美子の小説を映像化した高知三部作(『陽暉楼』、『櫂』、『鬼龍院花子の生涯』)や、『北の螢』、『吉原炎上』、『陽炎』を放送予定。

2月2日(日)は、日常生活の中に潜む狂気を描いた野村芳太郎監督によるサスペンス 『影の車』を放送します。

1月27日(月)20時『陽暉楼』

舞台は、昭和初期の土佐。女衒・太田勝造(緒形拳)が料亭「陽暉楼」に預け育てさせた娘・桃若(池上季実子)は、今や店随一の芸妓へと成長した。勝造の愛人・珠子(浅野温子)は、そんな桃若への対抗心から、玉水遊廓で女郎として働き始めることに…。華やかな芸妓の世界の裏側では、男と女の愛憎劇、親と子の命の葛藤が激しく渦巻いていた。

宮尾登美子の同名小説を、五社英雄監督ならではの独特な映像美で描いた作品。物語の舞台となった料亭「陽暉楼」は、絢爛豪華でありながらどこか物悲しい雰囲気を漂わせ、登場人物たちの愛憎劇を際立たせる。池上季実子と浅野温子が髪を振り乱しながら演じた15分にも及ぶ激しい喧嘩のシーンは、綿密な調整のもとワンカットで撮影され、映画史に残る名場面となった。本と時代劇としてのシリアスな魅力で、シリーズの中でも特にファンの記憶に残る一作となっている。

≫≫『陽暉楼』詳細

1月28日(火)20時『北の螢』

北海道の樺戸集治監で、囚人だけでなく看守からも恐れられる鬼の典獄・月潟剛史(仲代達矢)。ある雪の日、月潟はゆう(岩下志麻)と名乗る女を助け、馴染みの料理店に預けることに。しかし、ゆうの目的は、樺戸集治監に収監されている元津軽藩士・男鹿孝之進(露口茂)の救出だった。

冬の北海道という雄大かつ過酷な舞台で、五社監督らしい壮大な映像美と緻密な演出が光る一作。主題歌として制作された森進一の楽曲「北の螢」も高い評価を受け、映画公開と同年の1984年NHK紅白歌合戦にてトリで歌唱された。

≫≫『北の螢』詳細

1月29日(水)20時『櫂』

15歳という若さで女衒・富田岩伍(緒形拳)に嫁いだ喜和(十朱幸代)は、金遣いが荒く、女癖も悪い岩伍に気苦労の絶えない生活を送っていた。そんなある日、岩伍が旅の途中で拾った少女・菊(石原真理子)を連れて帰ってくる。菊を受け入れ育てた喜和だったが、岩伍の傍若無人なふるまいに夫婦の関係はだんだんと壊れていく。

『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』に続く、監督・五社英雄×原作・宮尾登美子のタッグが贈る高知三部作のラスト。女衒に嫁いだ女の愛と悲しみの三十年を、時に美しく、時に容赦なく描写した作品。激しい人生の荒波にもまれながらも、自らの手で必死に櫂(=舟を漕ぐ道具)を漕ぐかのごとく生きる主人公の姿に胸が熱くなる。

≫≫『櫂』詳細

1月30日(木)20時『吉原炎上』

明治の終わり、華やかでありながら厳しい掟に縛られた花魁たちの世界・吉原遊郭に、18歳の久乃(名取裕子)が売られてきた。久乃は、遊郭の厳しい現実を目の当たりにしながらも、同じ境遇の遊女たちと日々を生き抜いていく――。

吉原遊郭の華麗さと、その裏にある厳しい現実が生々しく描かれた作品。名取裕子をはじめ、二宮さよ子藤真利子西川峰子かたせ梨乃ら実力派俳優たちが集結し、それぞれの遊女たちの波乱万丈な人生を魅せる。彼女たちの体当たりな演技は、クライマックスの遊郭が燃え上がるシーンにも負けない鮮烈な印象を残す。

≫≫『吉原炎上』詳細

1月31日(金)20時『鬼龍院花子の生涯』

冷酷かつ狡猾な土佐の極道・鬼龍院政五郎(仲代達矢)の家に、養子として引き取られた松恵(夏目雅子)。厳しい極道の世界を目の当たりにしながらも、強く芯のある女性へ成長した松恵は、波乱に満ちた人生を歩んでいく――。

養女・松恵の視点から、鬼龍院政五郎や彼を取り巻く女たちの一生を描いた作品。一世を風靡した松恵の名啖呵「なめたらいかんぜよ!」は、原作にはない映画オリジナルのセリフで、当時流行語にもなった。極道という男性中心の世界の中で、自らの意志を貫こうとする松恵の姿は、当時の女性の置かれた状況や、それに抗おうとする力強さを象徴している。

≫≫『鬼龍院花子の生涯』詳細

2月1日(土)21時『陽炎』

菩薩の入れ墨を背負った女胴師・おりん(樋口可南子)。両親亡き後、義弟・市太郎(本木雅弘)が若旦那として切り盛りしている料亭「八雲」は、岩蔵(白竜)率いる岩船一家によって、色と欲が渦巻く場に成り下がっていた。故郷の惨状を知ったおりんは、自分を引き取り育ててくれた先代への恩返しのため再び「八雲」の敷居をまたぐ―。

五社英雄の魅力が存分に発揮された任侠映画。ラスト15分で炎に包まれる屋敷で繰り広げられるアクションシーンは、アウトローに生きる女の憎悪と生きる力を深く掘り下げた映画のクライマックスにふさわしい圧巻の名場面となっている。

≫≫『陽炎』詳細

2月2日(日)12時19分『影の車』

平凡なサラリーマン・浜島幸雄(加藤剛)は、同郷の未亡人・小磯泰子(岩下志麻)と再会する。妻子ある身でありながら美しい泰子に惹かれる幸雄だったが、泰子の一人息子・健一(岡本久人)の目が気になる。やがて幸雄は、自らの過去のトラウマから、健一が自分を殺そうとしているという妄想に憑りつかれていく――。

松本清張による連作短編小説『潜在光景』を、今年没後20年となる野村芳太郎監督が映像化した作品。控えめながらも、日常の中に潜む不穏さを丁寧に描き出した不気味な演出も見どころの一つで、平凡な日常の風景が徐々に狂気に侵食されていく様子が、視聴者に強い不安感を与える。

≫≫『影の車』詳細

BS松竹東急では、名作映画を年間300本以上放送中。

誰もが知る名作映画から今見て欲しい話題作まで、多彩なラインナップでお届けしています。新しい映画の魅力を発見するもよし、懐かしの作品に再会するもよし。心に残る映画体験を、BS松竹東急でお楽しみください。

BS松竹東急(BS260ch)は全番組が無料放送!

お住いの建物がBSデジタル放送に対応していれば、リモコン操作のみでご視聴いただけます。

※ケーブルテレビ局やアンテナ設置状況によってはご視聴できない場合もございます。詳細はご契約のケーブルテレビ局等にお問い合わせください。

「番組表」を使う
  1. 「BS」→「番組表」の順にボタンを押す。
  2. スクロールボタンでBS番組表を操作。
  3. BS松竹東急(260ch)でストップする。
「選局上下」を使う
  1. 「BS」ボタンを押す。
  2. BS松竹東急が表示されるまで「上下」ボタンを操作する。
  3. BS松竹東急のチャンネル番号(260ch)とロゴが表示される。