100万部超えベストセラー×満島ひかりの話題作から、スーパーマン俳優死亡事件を描く衝撃作まで名作続々!
2025年02月03日
番組情報

今週BS松竹東急では、映画好きならぜひ見ておきたい名作を放送します。
出家前の瀬戸内寂聴によるベストセラー小説をもとにした『夏の終り』、スーパーマン俳優の死亡事件を描く『ハリウッドランド』、60歳差の恋模様を描いた『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』、ハリウッドを代表する名優たちが競演する『アメリカン・ハッスル』、静かなる名作と称される『四万十川』、韓国発の骨太ホラーサスペンス『哭声/コクソン』、江戸川乱歩の最高傑作「陰獣」を原作に据えた『江戸川乱歩の陰獣』、全7作品をお届け。無料放送のBS松竹東急で、この名画の数々をお楽しみいただけます。
2月3日(月)20時『夏の終り』

染色家の相澤知子(満島ひかり)は、作家の小杉慎吾(小林薫)と暮らしている。慎吾には妻子があり、週に半分は家族のもとに帰ってしまうが、知子は今の生活に満足していた。そんなある日、木下涼太(綾野剛)が彼女のもとを訪ねてくる。涼太は、知子のかつての愛人。元夫の教え子だった彼と恋に落ち、夫と子どもを置いて駆け落ちまでした相手だった――。
原作は、出家前の瀬戸内寂聴が「瀬戸内晴美」として発表した同名小説。自身の経験をもとに綴られた衝撃的なストーリーが反響を呼び、100万部を超えるベストセラーとなったほか、1963年には『みれん』というタイトルですでに映画化もされている。二度目の映画化となる今作でヒロインに扮するのは満島ひかり。小林薫・綾野剛とともに、痴情のもつれを抒情的に表現している。
2月4日(火)20時『ハリウッドランド』(字幕版)

1959年6月16日、人気TVシリーズ『スーパーマン』の主演俳優ジョージ・リーヴス(ベン・アフレック)がハリウッドの自宅で死亡。銃による自殺という警察の見解に納得いかないリーヴスの母親は、私立探偵のルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ)に真相の究明を託す。シモは、リーヴスが大手映画会社の重役エディ・マニックス(ボブ・ホスキンス)の妻と愛人関係にあったと突き止めたことを皮切りに、華やかなハリウッドの陰に潜む闇の世界を目の当たりにする…。
実際に起きた衝撃的な事件をもとにした本作。監督は、『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』『シックス・フィート・アンダー』など、テレビドラマで活躍するアレン・コールターが務める。役のイメージから抜け出せずに悩むリーヴスと、彼の死後に捜査を進めるシモ、過去と現在が並行してストーリーが展開されていく。
2月5日(水)20時『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』(字幕版)

生きる意味を見出せず、たびたび狂言自殺を演じる19歳の少年ハロルド(バッド・コート)。母親からプレゼントされた車を霊柩車のように改造し、それに乗って赤の他人の葬式に参列していた彼は、同じく部外者なのに参列している79歳の老婦人モード(ルース・ゴードン)と出会う。破天荒な行動を繰り返すモードは、生きる喜びに満ち溢れていた。そんな彼女と一緒に過ごすことで、ハロルドの人生は輝きを取り戻していく。そして次第に、60歳も年の離れた彼女に惹かれるように…。
裕福だが満たされず「死」への強い憧れを抱く少年と、破天荒に「生」を楽しむ老婦人の恋を描き、公開から50年以上経った今でもカルト的な人気を誇る一作。少年が首を吊り、それを見た母親が呆れたように「夕飯は8時からよ」と声をかけるシーンでこの映画はスタートする。そんなエキセントリックさはありながらも、自分らしく生きることの大切さに気づかせてくれる優しく希望に満ち溢れた物語に、心を打たれること間違いなし。
2月6日(木)20時『アメリカン・ハッスル』(吹替版)

1979年、カジノタウンとして開発中のニュージャージー州アトランティックシティ。天才詐欺師アーヴィン・ローゼンフェルド(クリスチャン・ベイル)と、相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)に目を付けたFBI捜査官のリッチー・ディマーソ(ブラッドリー・クーパー)は、無罪放免と引き換えに、汚職政治家を一掃するためのおとり捜査に協力するよう持ちかける。条件を呑んだ二人は、市長カーマイン・ポリート(ジェレミー・レナー)に接近。そんな矢先、夫と愛人の仲に嫉妬したロザリン(ジェニファー・ローレンス)が予想外の行動を起こし…。
“FBI捜査官が協力を依頼したのは天才詐欺師”という嘘のような実話「アブスキャム事件」をもとにした本作。辛口レビューで知られるアメリカの映画評論サイトRotten Tomatoesでは92%という高い支持率を誇っている。70年代のファッションやヒットナンバーで彩られた巧妙な騙し合いの物語が高い評価を受けているほか、豪華俳優陣の競演も見どころ。なかでもジェニファー・ローレンスの演技には多くの賞賛が寄せられている。
2月7日(金)20時『四万十川』

四万十川の流域に小さな食料品店を営む山本家。一家の主である秀男(小林薫)は出稼ぎに行っており、店は妻のスミ(樋口可南子)が切り盛りしていた。もうすぐ夏休みというとき、5人兄弟の次男坊・篤義(山田哲平)のクラスで鉛筆削りがなくなる小さな事件が起きる。いじめられっ子の千代子(小島幸子)が犯人として疑われているのを見た篤義は、なんと「自分が盗んだ」と言い出して…。
昭和30年代の高知県を舞台に、四万十川のひと夏の情景と少年の成長を映した静かな感動作。出稼ぎ先で大怪我をして入院することになる父親、5人の子どもたちを養うことで手一杯になっている母親、家族のために都会で働くことを望む姉、学校のいじめられっ子…身近な人々との交流を通して成長していく少年の姿が丁寧に描写される。
2月8日(土)21時『哭声/コクソン』(字幕版)

谷城(コクソン)という田舎の村で、村人が自身の家族を惨殺する事件が立て続けに発生。殺人を犯した者は皆一様に、湿疹で肌がただれ、濁ったような瞳をしており、言葉を発することもできない状態で現場に佇んでいる。説明のつかない不可解な出来事に、村では、山中に住み着く謎めいた日本人が関わっている…という話が実しやかにささやかれ始める。事件を担当する警察官のチョン・ジョング(クァク・ドウォン)は、このオカルトじみた噂にうんざりしていたが、ある時、愛娘の肌に湿疹を見つけてしまう。
鬼才ナ・ホンジン監督が贈る、見ごたえ抜群のホラーサスペンス。謎の男に扮した國村隼は、外国人として初めて青龍映画賞で受賞するなど、その怪演を高く評価された。また、ジョングの娘を演じた子役の演技も鬼気迫るものがあり、國村に勝るとも劣らない強烈な印象を残す。
2月9日(日)12時10分『江戸川乱歩の陰獣』

時は昭和初期。本格推理小説家の寒川光一郎(あおい輝彦)は、彼のファンだという小山田静子(香山美子)から相談を受ける。話によると、初恋の相手である推理小説家・大江春泥から脅迫されているという。脅迫状には、彼女と夫の夜の秘事までもが克明に記録され、闇に潜む陰獣のような眼差しに静子は恐れおののいていた。大江の推理小説を邪道であると軽蔑していた寒川はこの件に興味を抱き、独自に調査を開始する。
原作は江戸川乱歩の最高傑作「陰獣」で、当時3億5千万円もの製作費を投じて製作された超大作ロマンスミステリー。二転三転するトリック解明の面白さはもちろんのこと、映画全体に流れる官能的な雰囲気が見る者を惹きつける。うなじの赤いミミズ腫れがやけに色っぽい静子に扮した香山美子をはじめ、加賀まりこや野際陽子、田口久美など美しい女優陣に注目したい。
今週は国内の作品を3本、海外の作品を4本お送りいたします。本記事でご紹介した通り、作品のテイストやジャンル、製作された年代も様々なラインナップとなっておりますので、ぜひお楽しみください。先々の放送予定は特集ページをご確認ください。
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