秋津順子の娘で7歳になる良子は、人間が通常聞こえない5万ヘルツの高音まで聞こえ、犬笛の音も聞くことができる特殊な聴力を持っている。ある日、良子は近所の宮の坂公園で愛犬テツとフリスビーで遊んでいるうち、林の中にフリスビーを投げ入れる。そして林の中で何かを目撃し、呆然と道に立ち尽くしているところをタクシーと接触してしまう。
病院に駆けつけた順子たちは、良子が何らかの強いショックを受けて記憶の一部を失くしている、逆行性健忘だと告げられる。良子の記憶障害は、その時点では「車にぶつかったせい」だと思われた。その後、良子は拉致されて…?!