作家・永畑道子の「華の乱」「夢のかけ橋」に材をとり、監督・深作欣二が念願の映画化。華やかな大正期を舞台に、己の心のままに生きようとする男女の姿をドラマチックに描き出す文芸ロマン超大作。
若き日に家も親兄弟も捨て、歌の師である与謝野寛と結ばれた晶子は、３９歳になった今では１１人の子どもの母親。そして寛はひどい鬱病を抱えている。そうした日々の中で、晶子は作家の有島武郎と出会う。