東西物産第一営業部長・朱雀修一郎と田中美知子の披露宴が行われた。社長の南田庸造と妻・麗子の勧めた縁談だったが、朱雀は３回目の結婚で、前の妻は２人とも事故で亡くなっていたため、美知子の同僚や姉・佐知子は反対していた。祝電披露の手伝いをしていた美知子の同僚・目黒裕子が、差出人不明の電報に気づく。そこには「花嫁のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」と書かれていた。