戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」がいた―。遠江(静岡県西部)井伊家の当主・井伊直虎である。自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯を描く。【第12話】「おんな城主直虎」
今川からの呼び出しに応じ、駿府へ向かった直親たち一行は、次郎法師の必死の祈りもむなしく、道中の掛川城下で今川勢に取り囲まれる。しのは、こんな事態を引き起こしたのは次郎法師だと責めたてる。今川から嫡男・虎松の命も差し出すようにと命じられた井伊家。新野左馬助は虎松の助命を願うため、駿府へ向かうが、引き換えに思いもよらぬことを仰せつかる。【第13話】「城主はつらいよ」
井伊家の領主として名乗りを上げた井伊直虎。幼い虎松が元服するまでの間、後見として国を治めることを宣言するが、家臣たちは反発する。虎松の母・しのも直虎の勝手なふるまいを認めようとしない。ある日、領主が代替わりしたことを聞きつけた瀬戸村の百姓・甚兵衛が直虎のもとを訪れ、借金の棒引きを意味する「徳政令」の発布を求める。
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