柳家さん喬「幾代餅」
吉原の花魁「幾代太夫」に恋煩いした米屋の清蔵。相手が最高位の太夫だろうと、金で買えない花魁はいないと旦那に言われ、一心不乱で働いた。そして三年働いてやっとの思いで吉原に幾代太夫に会いに行くのだが…。花魁の最高位である太夫と、一介の職人との純愛を描いた名品。同様の話で「紺屋高尾」という演目がある。
(平成29年6月10日 江東区文化センター上演)柳家さん喬「ちりとてちん」
旦那の誕生日、訪ねてきた近所の男が出された食事を嬉しがり、お世辞を言っては旦那を喜ばせる。そのうち裏に住んでる知ったかぶりの男の話になり…。江戸落語「酢豆腐」の改作から生まれた噺。
(2021年2月14日 紀尾井小ホール)
放送日時: