ブンデスリーガ熱狂塾
第2回「堂安のゴールパフォーマンス」
2024年11月15日
ドイツ・ブンデスリーガ24/25
毎週日曜日よる7時より放送中の「サンデーサッカー ドイツ・ブンデスリーガ24/25」。一体どんなサッカーリーグなの?と、思っている方もいるのでは。そこで「ブンデスリーガ」がもっと “楽しく” もっと“おもしろく”なるコラムをお届け。「ブンデスリーガ」は世界で最も熱狂的なリーグだと言われていることをご存知でしょうか。ドイツ在住歴もあるスポーツライター・コメンテーターとして活躍するミムラユウスケさんが、熱狂のポイントを語ります。
今回のテーマは日本代表選手でもある「堂安律」。視聴者を夢中にする堂安のパフォーマンスについて――
第2回「堂安のゴールパフォーマンス」
今回はサッカー日本代表で、エースナンバーである10番を背負う堂安律のあるパフォーマンスがテーマだ。
堂安は右サイドを駆けまわるサイドアタッカーだが、得点力も兼ね備えている選手。2022年のカタールW杯でも所属するフライブルクでは10試合で4ゴールを記録。このままいけば過去最多のゴールを記録するペースとなっている。これまでのブンデスリーガの歴史において、日本人では岡崎慎司だけがブンデスリーガで二桁ゴール(10点以上)を記録している。そんな偉大なストライカーに並ぶ成績を残すのではないかと期待されているわけだ。堂安が所属するフライブルクのユリアン・シュスター監督も、この日本人のシュートの技術と得点力を公の場でほめたたえている。
ゴールシーンはパフォーマンスまで見逃せない!堂安の「◯◯◯◯」ポーズとは
2023年にWBCで野球の日本代表が優勝した時期、堂安は、ラーズ・ヌートバーが見せて人気を博していた“ペッパーミル(コショウを引く動き)パフォーマンス”を披露して、自身のゴールを見た人たちを楽しませていた。
そんな堂安が今シーズン、ブンデスリーガで新しいパフォーマンスを披露している。NBAのレジェンドで、先のパリ五輪でアメリカ代表に金メダルをもたらしたステフィン・カリーのものだ。カリーはシュートを決めた後、両手を合わせる。そして、その両手を顔の横にもっていき、首を傾ける。いわゆる「おやすみなさい」を意味するポーズを見せるのだ(なお、このポーズ自体は2000年代初頭にプロレスラーが始めたと言われている)。カリーがこのポーズをするのは「(素晴らしいゴールを決めて)もう試合に勝ったようなものだから、寝よう!」というニュアンスを表すためだという。
このパフォーマンスは、2年ほど前からサッカー選手の間でも取り入れる選手が出てきて、アルゼンチン代表のスパースターであるリオネル・メッシなども真似をすることがある。
今シーズン、フライブルクでは最前線のセンターフォワードのポジションでチュクビケ・アダムという選手が台頭した。そのアダムと堂安は仲が良く、SNSでも二人が絡む姿がよく見られる。そして、彼らの間で、お互いにゴールを決めたときに、「おやすみなさい」ポーズをするのが定番となった。
先に書いたように、今シーズンの堂安は過去最高ペースでゴールを決めている。だからこそ、これからも堂安の見せる「おやすみなさい」ポーズを楽しめる機会はたくさんあるかもしれない。そんな場面を待ちながら、試合を見てみるのも楽しいかもしれない。
文=ミムラユウスケ

ミムラユウスケ/スポーツライター、コメンテーター。2006年7月に活動をはじめ、2009年1月にドイツへ渡る。ドルトムントやフランクフルトに住み、ドイツを中心にヨーロッパで取材をしてきた。Bリーグ開幕日の2016年9月22日より拠点を再び日本に移す。著書に「光と影」(武尊と共著)、「心が震えるか、否か」「千葉ジェッツふなばし熱い熱いDNA」(香川真司と共著)、横浜ビー・コルセアーズ「海賊をプロデュース」、「淡々黙々」(内田篤人と共著)。構成に「鈍足バンザイ!」(岡崎慎司)。
X(旧Twitter)@yusukeMimura
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