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第3話
明日はついに三星学園との練習試合。明日の試合のことで頭がいっぱいな三橋に、阿部が「体調は大丈夫なのか?」と問いかけるが、三橋は何も言えず阿部をイラつかせる。
「俺なんか…」とメソメソ泣くピッチャー・三橋廉。マウンドを3年間譲らなかった自分のせいで野球部は負け続け、みんなも野球を楽しめなかった。その罪悪感から、彼は完全に自信を失い、人間不信に陥っていく。中学卒業後、エスカレーター式の三星学園を出、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学する。実力のない自分はもうピッチャーにはなれないだろうと思いながらも、その足はまっすぐに野球部グラウンドへ向いてしまうのだった。