愛を求めてさまよう女流能面師の奇怪な正体とは…烏丸流の能面作家・しのぶに、ルポライター・志郎がインタビューする。唐突に「会いたかった」と熱っぽく言われ、志郎は驚く。2人の様子を養子・一彦が盗み見していた。嵯峨野でしのぶに誘われ、志郎はまた逃げだす。志郎が一彦に、しのぶから手を引けと脅される。その一彦が鴨川で殺され、死体に900年前の女の髪が付いていた。