影、ふたたび！伊賀の服部半蔵の血を受け継いだ柘植新八（千葉真一）をはじめとする【影の軍団】は、悪政による弊害から人々を守るために、今、“光”となる。翼あらば、この囚われの御殿から出て行きたいのは、わらわじゃ……！老中・神尾若狭守は、九代将軍・家重の側室である於容に、老中一同で決めた計画について話していた。その計画とは――於容が産んだ現在４歳の重千代を、生来多病にして暗愚な家重に代わって次期将軍に据えようというものだった。老中たちにとっても、実質的な権力を掌握している闇将軍・大岡忠光の存在は脅威なのである。しかし、そうした老中たちの動きに気がつかない大岡ではなかった。椎名組のくノ一軍団が重千代を誘拐する。