贋作事件と連続殺人の点と線! 娘を失った父の怒りと悲しみ! 完全犯罪トリックを崩せ!吉永誠一は神奈川県警捜査一課の刑事。横浜の雑木林で、死後半年経過した男性の白骨死体が発見された。警察は行方不明者の中で被害者と身体的特徴が似ている人物をリストアップし、捜査を開始する。吉永たちは鎌倉にある黒田邸を訪れる。主の黒田道弘は半年程前、稲村ヶ崎で海に転落したまま見つかっていなかった。黒田のかかりつけの歯科医を訪れると、歯の特徴が一致したため、白骨死体は黒田と判明する。
失踪7年の父の死と男女密室殺人!完璧アリバイの容疑者と刑事の対決が暴く父娘の哀しい過去神奈川県警捜査一課の吉永誠一は仕事一筋の熱血刑事。非番のある日、携帯電話で呼び出され殺人現場へと急行する。遺体は胸の前で両手を組み、その手にはノミが握られていた。司法解剖の結果、遺体は死後1週間が経過しており、凶器のノミで心臓を刺されてほぼ即死状態だった。殺された古川総次郎は、8日前に入院していた小田原の病院を抜け出し、捜索願が出されていた。古川は肺がんで余命わずかだったという。
愛欲か憎しみか…完全犯罪の崩壊現金輸送車が襲われた。被害額は1億970万円。車に乗っていた行員2人は銃撃され即死。車内からは赤く染められた毛髪が見つかった。刑事の吉永誠一と小沢は全行員のアリバイ調査を行う。やがて融資課長・川添に容疑が掛かるが、数日後、川添は自宅で死亡。川添の妻によると、最近川添に「ミムロ」という男から頻繁に電話が掛かっていたという。
いちばん大切な死体(ひと)~パパ生きて帰って!陶芸家失踪に妻VS愛人の争い 子煩悩刑事が暴く哀しい殺人トリックの謎陶芸家団体「晋陶会」の副理事を務める加川の妻・雅子が工房で倒れていた。現場にはガスが充満しており、睡眠薬も見つかったことから自殺未遂と思われた。刑事の吉永は雅子の妹である美和に話を聞く。雅子は夫の愛人問題で悩んでいたという。加川と愛人である敏子の間には、認知していない子供までいたらしい。やがて被害者の体内から睡眠薬とは別の薬も大量に検出され、他殺の疑いが強まった。
愛娘を殺したのは誰だ!?ストーカーに狙われた家族の悲劇!脅迫殺人誘拐懸命の犯罪トリック建設会社の開発部長・沢木昌哉の自宅に爆弾の入った小包が届く。差出人は偽名で、沢木の会社が進める事業に反対する者の犯行とみられた。沢木の自宅を訪れた神奈川県警捜査一課刑事・吉永誠一は、5年前に沢木の一人娘が自殺したことを知る。沢木が娘の自殺の原因を知ろうともしないことに疑問を感じた吉永は、当時の事件の背景を探り始める。
疑惑の「黒い白髪」をめぐる横浜不動産王一族・砒素毒殺事件!愛人正妻対決神奈川県警捜査一課刑事・吉永誠一は、ある日寺で喧嘩の仲裁に入る。そこでは「ハマの不動産王」と呼ばれた男の法要が行われていた。喧嘩の原因は故人の妻・久子が愛人・弥生を招いたからだという。そんな中、葬儀会社社長の永松晋が死体で発見される。被害者は鈍器で頭を殴られており、現場には血染めの百万円の札束が落ちていた…。
キャッツアイ連続殺人事件~なぜ死体の口や胃に宝石を残したのか横浜港で全裸男性の水死体が発見される。死体の顔は損傷が激しく、遺留品もないことから身元特定は難航。唯一の手がかりは、被害者の胃から出てきた宝石「キャッツアイ」だった。ところが数日後、新たに2つの殺人事件が発生。それぞれの死体は、同じ宝石を口に含んでいた。刑事らが、連続猟奇殺人事件として捜査を進める中、宝石密輸疑惑が浮上してきて…。