■4/6(土)夜8時～『ゴルフＷ　#99　放送２周年記念～ワンモアマッチSP～』

 

女子プロペアとコースを知り尽くしたメンバーペア（アマチュアペア）が真剣勝負を繰り広げるゴルフ番組『ゴルフW（ダブル）』がＢＳ松竹東急で毎週土曜夜8時から絶賛放送中。3月23日（土）に放送した2時間特番には吉田弓美子プロと篠崎愛プロが登場し、“レジェンド” 福嶋晃子（ふくしまあきこ）プロと妹の福嶋浩子（ふくしまひろこ）プロとの対決に臨みました。また、4月6日（土）・13日（土）に放送される、福嶋姉妹それぞれとペアを組んでの対戦も必見です。そんな二人に、対決を振り返っての感想やお互いの印象、番組の見どころなどを聞きました。

◆福嶋姉妹とのオルタネート方式での対決は「新たなスポーツをやっている感覚」

――まず、対決を終えての感想を教えてください。

吉田：今回のようなオルタネート方式（1つのボールを二人が交互に打っていくペア戦のプレー形式）は、プロゴルファーになってからやることがほとんどないんですよね。ゴルフは個人スポーツですし、二人で協力して戦うというのは新たなスポーツをやっているような感覚がありました。ペアを組んだ愛ちゃんに良いショットを打っていただけるように頑張らなきゃと思ったのですが、なかなか上手くいかずに足を引っ張ってしまうことが多々ありました…。でも、それがオルタネート方式の面白さでもありますよね。緊張感も増しましたが、とても楽しかったし、貴重な経験をさせていただいたなと思います。

篠崎：交互に打つから、「久しぶりにアイアンを持ったな」「久しぶりにパターを打つぞ」という感覚になって、最初は流れが掴めずにワタワタしちゃいました。でも、素敵な先輩方とペアを組ませていただいて、もちろん緊張もしましたが、めちゃくちゃ楽しかったです。

――番組放送時に、ぜひ視聴者に注目してもらいたいハイライトはどこですか？

吉田：正直、私個人としてはそんなになかったです（笑）。いいところも悪いところも出ていたと思うので、「こんなもんですよ」っていうのを見ていただきたいなという感じです。ポイント計算をしながらプレーするという普段とは違うゴルフに私も緊張していたのですが、ペア戦の醍醐味が出ていると思うので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。緊張してミスもするけど、見ごたえのあるいいショットもあるので、ぜひ全部見てください！

篠崎：私は最後のショットでしょうか。詳しくは言えないのですが、アイアンショットで良いところを見ていただけるかなと思います！

◆ゴルフは“自分と向き合う”競技。だからこそ「何歳になっても成長できる」

――ずばり、ゴルフの好きなところを教えてください。

吉田：自分と向き合えるところでしょうか。ゴルフって基本ソロでプレーするものなので、どのスポーツよりも自分と向き合う時間が多い競技なのかなと思っていて。電車に乗ったときのように、大会にはそれぞれが一人で参加しているけど、たくさんの選手が集まって、同じ場所や時間を共有しているという、不思議な感覚のスポーツだとも思います。

それで、自分の中では1打に対して、ああだこうだと考えるじゃないですか。「ここをもっと練習しようか、いや考えすぎかもしれない…」とひたすら自問自答して、自分と向き合う時間が長いスポーツ。そういったところが私は好きです。

篠崎：終わりが見えないところですかね。大抵のものって一度つき詰めてしまうと、それ以上成長するのが難しかったりするじゃないですか。でも私にとっては、ゴルフを21年やってきてもまだ分からないことがいっぱいあるし、できないこともいっぱいあるんです。練習しなくちゃいけないこともいっぱいある。常に前に進める、何歳になっても成長できるスポーツだなと思っています。

◆プロならでは？テレビでのゴルフ観戦で注目するのは「球の転がり方や○○」

――ＢＳ松竹東急では「全米女子オープン」をはじめとした海外メジャー大会を放送しているのですが、ゴルフの大会の放送をテレビで見ることはありますか？

吉田：私はステップアップツアーなどの大会や色んなゴルフ番組をよく見ていて、海外メジャーも、もちろん見ます。特に、海外メジャーってテレビの画面で見るとグリーンのアンジュレーションが分かりにくいんですよね。大体、ピンに対して飛球線の後方にカメラが3つセットされていて、対面で撮影しないという決まりもあるので、選手が見ているラインとテレビで見えるラインがだいぶ変わってくるんです。だから、私は球の転がり方やグリーン面と外の景色の境界線に注目しながら観戦しています。

篠崎：たしかに、テレビで見ると結構違いますよね！ 知っているコースを見ると、「こんなに違うんだ」ってなります。簡単に見えるアプローチでも、実はちょっと難しかったり、見え方が変わってきますよね。私はそこまでテレビで観戦する方ではないのですが、両親と一緒に、自分が予選落ちした大会の決勝ラウンドを悲しみに暮れながら見たりしています（笑）。あと、仲の良い子が優勝争いしているときは、家族みんなで応援することもあります。

（ＢＳ松竹東急ゴルフ）