2024年のゴルフシーズンも、日本人ゴルファーの中心にいるのは松山英樹（まつやまひでき）です。シーズン序盤から久しぶりの勝利を挙げたほか、上位フィニッシュも多く、素晴らしい滑り出しを見せています。

◇松山英樹と相性抜群！？今年から格上げされたシグネチャー大会

好調な松山ですが、特に今シーズンからスタートした“シグネチャー大会”との相性がよく、そこで好成績を修めたことで多くの賞金とポイントを稼いでいます。

シグネチャー大会と松山の成績

2024年シーズンから格上げとなったシグネチャー大会は全8戦。現時点ですでに5戦が開催されました。

松山の成績は以下の通り。

第1戦「ザ・セントリー」58位
第2戦「AT＆Tペブルビーチプロアマ」71位
第3戦「ジェネシス招待」優勝
第4戦「アーノルド・パーマー招待」12位
第5戦「RBCヘリテージ」出場せず

これらの大会では、出場人数がフルフィールドのおよそ半分にあたる70～80人ほどに絞られています。さらに、優勝者には年間のポイントレースに反映されるフェデックスカップポイントが700pt（通常は500pt）付与され、賞金も増額に。選手たちにとっては、ぜひ上位を狙いたい大会です。

そのシグネチャー大会で、優勝や12位といった成績を残している松山。今シーズンの調子が伺えます。

アジア人最多！9勝目を挙げた「ジェネシス招待」

シグネチャー大会の第3戦目となる「ジェネシス招待」で、松山は最終日を首位と6打差の7位でスタート。3連続バーディを3度も決める快進撃見せ、9バーディー、ノーボギーの「62」で最終ラウンドを回り、通算17アンダーという結果で見事な逆転勝利を飾りました。

「ジェネシス招待」での優勝のあとも、「アーノルド・パーマー招待」で12位、「ザ・プレーヤーズ選手権」で6位、「バレロテキサスオープン」で7位と、好調を保っています。

◇メジャー2勝目を目指した松山英樹の2024年「マスターズ」

シーズン序盤から調子のよい今シーズンは、2021年に日本人として初めて制覇した「マスターズ」の2勝目に期待がかかりました。

男子ゴルフの世界四大メジャー大会のひとつである「マスターズ」は、米国ジョージア州のオーガスタナショナルGCで行われ、世界中が注目する大会です。

苦しみながらも予選突破！課題と向き合って次に繋げる

3年ぶり2度目の優勝を狙う松山は、予選で思わぬ苦戦を強いられるも、カットラインギリギリの50位で予選を突破。今大会は、風が強い中でのショット選択やグリーン上での読みを求められました。

最終日は28位でスタート。6mのバーディを沈めるなど、松山らしい技術力や精神力が垣間見える場面もありましたが、3ボギーの74とスコアを落とし、通算7オーバーの38位タイで大会を終えました。

プレー後には、「昨日のラウンド後と今朝は調子が良かったものの、コースでは思うようにできなかった。どうやってコースに対応していくかが大事だと思うので、その課題としっかりと向き合って、これからも頑張りたい」と大会を振り返り、次のメジャーに向けて練習を重ねる意欲を示しています。

◇メジャー2勝目がかかる「全米プロゴルフ選手権」＆「全米オープンゴルフ選手権」

そんな松山のメジャー2勝目がかかる「全米プロゴルフ選手権」と「全米オープンゴルフ選手権」。この注目の二大会が、ＢＳ松竹東急にて無料独占生中継されます。ゴルフ史に刻まれる歴史的瞬間を、ぜひリアルタイムで体感してください。

（ＢＳ松竹東急ゴルフ）