■4/13(土)夜8時～『ゴルフＷ　#100　放送２周年記念～ワンモアマッチSP～』

女子プロペアとコースを知り尽くしたメンバーペア（アマチュアペア）が真剣勝負を繰り広げるゴルフ番組『ゴルフW（ダブル）』がＢＳ松竹東急で毎週土曜夜8時から絶賛放送中。3月23日（土）に放送した2時間特番には吉田弓美子プロと篠崎愛プロが登場し、“レジェンド” 福嶋晃子（ふくしまあきこ）プロと妹の福嶋浩子（ふくしまひろこ）プロとの対決に臨みました。また、4月6日（土）・13日（土）に放送される、福嶋姉妹それぞれとペアを組んでの対戦も必見です。吉田プロ＆篠崎プロへのインタビュー後編では、福嶋姉妹それぞれとペアを組んで対決に臨んだ感想や、2024年の目標、ゴルフプレーヤー必見の“飛ばせる”打ち方のコツなどを伺いました。

◆福嶋姉妹の圧巻のプレーは「ナイスです！とか軽々しく言えない（笑）」

――吉田プロが晃子プロと、篠崎プロが浩子プロと、それぞれペアを組まれた二戦目の対決は、いかがでしたか？

吉田：福嶋姉妹のゴルフを間近で見られるということ自体がとてもありがたいことで、同じフィールドに立たせていただけるというだけで、すでに嬉しかったです。もう、圧巻だったね。

篠崎：なんだか、「はぁ～！」みたいな感じになりましたね！

吉田：なった（笑）。「ナイスです！」とか軽々しく言えないくらい、本当に良いものを見させていただきました。

私は浩子さんが初優勝されたときの試合に出ていて、優勝シーンを間近で見ていたのですが、そのときに「素晴らしいな」と思っていたパッティングを改めてしっかりと見ることができて嬉しかったです。二戦目では晃子さんとご一緒させていただいたのですが、新人の頃に憧れていた方とご一緒できて本当に楽しかったです。チームとしては、晃子さんの足を引っ張ってしまった場面もありましたが、とても勉強になりました。カメラが回ってないところで質問ばかりしてしまいました（笑）。

篠崎：浩子さんとペアを組んだ二戦目は、出だしでバタついてしてしまって迷惑をかけるかもと焦っていたのですが、そんな私の背中を押してくださって、励ましもいただきました。攻め方や考え方、ライン読みなど、その都度アドバイスもいただいて、プロゴルファーとして色々な収穫のある一日になりました。

◆“飛ばし屋”福嶋晃子プロの豪快スイングに圧倒！「とても影響を受けた」

――篠崎プロは“細身の飛ばし屋”と称されることもありますが、“元祖・飛ばし屋”といえば福嶋晃子プロ！ということで、実際に一緒にプレーしてみていかがでしたか？

篠崎：現役のときはどれだけ飛んでいたのだろうと思わされるほど、今も豪快に飛んでいて驚きました。私が小学生ぐらいのときからテレビでプレーは拝見していたのですが、今回間近で見ることができて、女子プロの球筋じゃないなと実感しました。ツアーでは飛んでいる方だなと実感するのですが、晃子さんと比べてしまうと、自分はまだ本物の飛ばし屋には程遠いなと思ってしまいました。

吉田：いやいや、愛ちゃんも飛んでいたし、ペアを組んだときはすごく頼りになった！ もう本当に感謝いっぱいでしたね。

篠崎：晃子さんの球を見ちゃうとやっぱり力が入っちゃいますね（笑）。振りに行きたくなっちゃうというか、奮起させられるというか。とても影響を受けました。

吉田：晃子さんと一緒に回ったときに、とんでもなく力が入ってしまって球筋が曲がりまくっている選手を見たことがあるけど、その点、愛ちゃんはしっかり決めていて、ナイスショットばかりだったよ。すごかったよ。

――『ゴルフW』はプレーヤーの方にたくさん見ていただいている番組なので、ゴルフをプレーする方に向けて、飛ばすコツを教えてください。

吉田：教えてください！

篠崎：コツは…常にちゃんと振っていくのが大事かなと思います。「曲げたくない」というのが頭によぎってしまうと、大事なところでちゃんと振れなくなってしまうと思うんです。だから、常に「自分のMAXを出す」という練習を続けていれば、どんなときにも、落ち着いて振れるようになるんじゃないかなと思います。

私は体が小さい方ですが、昔から周りに飛ばす人が多かったのもあって、その方たちに引っ張られるように自分も思い切り振っていたら、いつの間にか振れるようになっていったので、これが一番なのかなと。

吉田：身長がそこまで大きくなくても、飛距離を出せるというのが素晴らしいですよね。“飛ばし屋”と呼ばれる方って、手が大きかったり背が高かったりで、「普通に振ってみたら飛んだ」みたいな、体格に恵まれた“天性の”飛ばし屋が多い。でも、愛ちゃんみたいに、もちろん天性のものもありつつ、しっかりとした基盤を自分なりに作っていて、それを教えてもらえるのはありがたい。いいことを聞かせていただいたなと思いました。

◆シード獲得を目指す篠崎プロに吉田プロのお墨付き「あのアイアンショットがあれば大丈夫」

――2024年シーズンの目標を教えてください。

篠崎：私はQT（クォリファイングトーナメント。翌年度のJLPGAツアーおよびJLPGAステップアップツアーの出場資格を決定するためのトーナメント）が43位で、プロゴルファー人生の中で一番上位につけることができているんです。だから、これまで以上にたくさんレギュラーツアーに出場できると思うので、頑張ってシードを目指したいです。

吉田：私が初シードをとったのもQTで40位台のときだったよ！ だから、うちの家族の中ではラッキーナンバー。何事も40番台を大事にしてる（笑）。だからチャンスだと思うし、何よりあのアイアンショットがあれば大丈夫！

篠崎：ありがとうございます！ でもレギュラーツアーに入ると、やっぱりアイアンの精度がまだまだ足りないなと感じていて。シーズンを通して頑張らないとという気持ちです。

吉田：私は、4月から開幕するステップアップツアーが主戦場になります。ここ数年は割とエンジョイしながらツアーをまわっていたのですが、今シーズンは成績と勝ちにこだわって取り組んでいきたいと思います。

（ＢＳ松竹東急ゴルフ）